第9部 外部からAIプロジェクトを実行する
外部支援者は、助言するだけでなく、顧客の組織、既存システム、契約上の境界の中で成果を出します。特に AI 機能は、動くデモを作ることと、顧客が安心して使い続けられる状態にすることの距離が大きい領域です。
この部では、第28章で受注時の約束と責任の境界を決め、第29章で AI を使う理由と品質の測り方を設計し、第30章で既存プロダクトへ段階的に追加します。第31章では、新規事業と既存機能追加の二つの案件を、受注から引継ぎまで通して追います。
AI は設計案、テストデータ、コード、説明文を速く作れます。しかし、利用者へ与える影響、公開してよい品質、障害時の責任、契約上の約束は決められません。外部支援者は、作れたことではなく、測れ、止められ、引き継げることまで確認します。